肺炎の予防方法
肺炎予防のために、できることがあります。
大切なのは、肺炎の原因となる細菌やウイルスが、からだに入り込まないようにすること。
そのために、予防の一環として、心がけてほしいことがあります。
予防接種を受ける
成人用肺炎球菌ワクチンや、
インフルエンザワクチン、
新型コロナワクチンを接種する
高齢者(65歳以上)が肺炎を防ぐ方法として、「成人用肺炎球菌ワクチン」の接種があります。
インフルエンザをきっかけに肺炎にかかる人も多いことから、インフルエンザの予防接種も肺炎予防になります。また最近では新型コロナウイルス感染症の感染拡大もあり、新型コロナワクチンの接種も大切です。
※これらのワクチン接種は、すべての肺炎を予防できるものではありません。
※予防接種については、医療機関やお住まいの市区町村にお問い合わせください。
毎日の感染予防
肺炎予防の第一歩は、感染予防です。そのためにまず、うがい、手洗い、マスクの着用をしっかり行いましょう。一度使ったマスクは汚れていますので、毎回新しいものに替えてください。
高齢になるにつれ、咳をすることや、飲み込む運動がうまくいかなくなり、誤って唾液や食物が気管に入ってしまうことがありますが、それを、誤嚥と呼びます。
誤嚥の際に、口の中の細菌なども一緒に気管に入ってしまい、それが誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こすことがあります。また、夜、眠っているときでも、唾液が少しずつ気管に流れ込むことがあり、唾液に細菌が含まれていると、肺炎の原因になります。
歯磨きなどをおろそかにせず、口腔内を清潔にしておくことは、肺炎を防ぐうえで大切なことなのです。
免疫力を高めることも大切です
免疫力とは、からだの外から侵入してきた細菌やウイルスを退治する力です。肺炎にかからないためには、この免疫力を高めることも重要です。
食事や睡眠などをきちんととる規則正しい生活は、免疫力を高めるために必要です。また、持病がきっかけになって体調が悪くなり免疫力が低下することもあるので、持病がある方はその治療をしっかり行ってください。
たばこは免疫力を低下させ、気管や肺にも悪い影響を及ぼします。禁煙することを考えましょう。
監修
地方独立行政法人 長崎市立病院機構 理事長/長崎みなとメディカルセンター 院長
門田淳一先生
この啓発活動はMSD株式会社が行なっております。
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